私は、以前肩こりがひどく、そこからそれを通り越して
肩甲骨のコリにまでなってしまった事があります。
(肩甲骨とは、肩から10cmくらい下の背中部分で、
腕を動かす筋があるところです。)
そして、さらに、その状態を越えて、肩甲骨部分の体の内部に、
疲れの塊のようなものがあるのを感じるようになりました。
その当時は、仕事のストレスが原因で、
体全体が疲れてだるいのですが、特にその部分を中心として、
そこから体全体に広がっているような感覚がありました。
仕事が忙しかった事もあり、ずっと辛抱していたのですが、
さすがに辛抱できずに整骨院に見てもらいに行きました。
そこで、先生曰く、
「疲れは、体の中で弱っている箇所に溜まり現れるのです。
だから、その弱ってる肩甲骨に出てくるのですが、
その肩甲骨の懲りは肩こりからきています。
さらに、その肩こりは腰の歪みからきていて、
その腰は背筋の歪みからきています。
ですから、根本的な要因は背筋の歪みで、そこから始まって、
少しずつ歪みや懲り、痛みが全身に進攻していくのです。
ということは、
その根本的な要因である背筋の歪みを治さない限り、
今起こっている肩こりや肩甲骨の痛みを治しても、
放っておけば、やがて又症状が出てくるのです。
でも、その歪みが進攻していき新しい症状が発生してしまうと、
以前の箇所の痛みが薄らいでくるのです。
(新しい症状の方に意識が向かい、古い症状に意識が行かない為)
しかし、薄らいだといっても、その箇所の歪みが治ったわけではないのです。
痛みとは、本来体の異変を知らせる警鐘なのですが、
その痛みが薄らぐと、人はその箇所が治ったと勘違いし、
新しい症状との関連性が分からなくなるのです。
ですから、逆に、新しい症状を治さない限り、
その奥にある古い症状が分からないのです。」と
実際、私がその事を聞いた時には、腰の痛みや懲りは全く感じなかったのですが、
肩甲骨の懲りが解消し、肩こりが和らいでくるにつれ、
だんだん腰や背筋の張りを感じるようになったのです。
お陰さまで、
今は体の疲れもとれ、肩甲骨の痛み、肩こり、腰の張りもかなり解消し、
やっと背筋の歪みを日常の生活の中で姿勢に注意する事により、
矯正している今日この頃です。
何故、今回この話をするかと言いますと、もちろん肉体の事も重要ですし、
今回のこの話が何かの参考になれば幸いなのですが、
それと同様に、精神的な面についても同じ事が言えるのです。
人に起こる問題やカルマが戻ってくるというのは、
その人の心の中にある不自然な考え(固定概念、思い込み、囚われ、執着)
が原因なのですが、
それが幾重にも重なっている場合が、往々にしてあるのです。
例えば、物心がまだついていない時期に受け入れ難い出来事があり、
それが原因で不自然な考え方が身についてしまい、
その考えからさらに不自然な考え方が身についてしまい・・・・
という具合に、肉体同様に不自然な考え方が進攻していく事があるのです。
一つの嘘をついた時に、その嘘がばれない様に又嘘をつき、
さらに又嘘をつく・・・・といった感じでしょうか。
そして、それらが積み重なって、
一番新しい不自然な考え方が出来上がった場合、
肉体の場合に以前の箇所の痛みが薄らぐのと同じ様に、
以前の不自然な考え方が薄らいでしまうのです。
意識から遠ざかり、だんだん無意識の底に埋没してしまうのです。
つまり、肉体同様、新しく出来上がった不自然な考え方を癒さないと、
無意識内にある以前の不自然な考え方には気づかないのです。
そして、上辺だけの新しく出来た不自然な考え方を癒したとしても、
その考えが作られたさらに奥の不自然な考え方を癒し、
又さらに・・・・という具合にさかのぼり、
最終的に根本的な原因である不自然な考え方を癒さない限り、
又改めて不自然な考え方を作ってしまう可能性があるのです。
もちろん、
その根本的な不自然な考え方に気づく事が出来れば、事は簡単なのですが、
なかなかそんな簡単なものではないようです。
肉体のように、他人による参考例があれば、
今の症状の根本的な原因が分かり、それに対処する事も出来るのですが、
精神面では、人によって考え方も違い、他人の参考例を当てには出来ないのです。
つまり、人によって不自然な考え方の根本的な要因が違い、
それを癒す為には、少しずつ新しい考え方から癒していくしかないのです。
一つ一つの出来事から不自然な考え方に気づき、それを癒し、
それを癒した事により気づく事の出来る不自然な考え方を癒し、
又さらに・・・・という具合に、
人は少しずつ魂を浄化していくしかないのです。
アセンションを目指し、魂の浄化を図るとは、
そんな地道な道のりを一歩一歩歩いていくことなのです。
大きな変化やエキサイティングな出来事を期待してしまうかもしれませんが、
そんな期待はせずに、ゆっくりと地に足をつけ歩んでいくしかないのです。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
皆様に無限大(∞)の可能性の光が、輝き続けますように☆!
by
ノンタン♂