私はこれまで、霊的な進化の道を歩む中で、
たくさんの”スピリチュアルの罠”と呼ばれるものを経験してきました。
それはまさに、真っ直ぐに光へ進んでいるのではなく、
”3歩進んでは2歩下がる、もしくは4歩下がる”というように、
亀のようにゆっくりと歩んでいる!というのが実状です。
そうした経験は、同じような道を歩む方なら皆、少なからず経験されており、
表面的な意識では気づかなくとも、魂の意識段階では、
そうした経験が後々必ず役にたつ事を理解しているからこそ、
魂レベルの自分自身が望んでそうした経験をしているのかもしれません。
もちろん、そうした罠に埋没してしまって、
それに気づかず闇の中を漂ってしまったまま!
という状態が続いている場合もあるのかもしれません。
そんな数ある経験の中で、自分自身では気づかない内に、
”特別意識”というような意識状態に陥っていた事があります。
それは、
他人と比較する事や何かの出来事をきっかけとして、
自分自身の低次な側面【ロウアーセルフ】
(この3次元の世界を生きていく為に必要な生存本能)
を見る事に遭遇した時(生存本能が必要になった時)、
自分自身をもっと高めようとする意識が強すぎた場合、
自分自身の高次な側面【ハイアーセルフ】だけの自分を理想としてしまい、
知らず知らずにそんな素晴らしい自分自身に酔ってしまい、
自分自身の中に自然に存在する低次な側面を、
(自分自身の中に存在する生きていく為に必要な生存本能)、
動物的でレベルの低い醜いものと解釈してしまい、
そんな側面を受け入れる事を拒否して、
現状の自分自身を受け入れれない状態に陥っているようです。
そうして、
自分自身の低次な側面を受け入れる事が出来ないからこそ、
”自分自身の理想とする高次な側面の自分だけを自分自身だ!”
と勘違いを起こしてしまい、
”自分は誰よりも素晴らしい!自分だけが特別だ!”
というような意識状態に、自分自身では気づかない内に、はまってしまっているようです。
しかし私達は皆誰もが、
自分自身の中に低次な側面(ロウアーセルフ)もあれば、
高次な側面(ハイアーセルフ)もあるのが自然であり、
それがあるからこそ、
この大変な3次元の物質世界で生きていけるようです。
その両方の側面は、
本来一つのものが二つに分かれた表裏一体の関係であり、
片方だけを望んでも、もう片方を拒否している限り、
その両方ともを受け取っている状態ではないようです。
ロウアーセルフを受け入れて初めて、
ハイアーセルフを受け入れる事が出来るようです。
その両方の側面の一方だけに傾いている状態こそが、
例えどちらに傾いていようが、
自分自身に苦しみを引き寄せてしまうようです。
そんな状態に陥っている場合、
必ずそんな自分自身に気づく事が出来る出来事が起こったり、
そんな自分自身の内の姿を映し出してくれる鏡の役割の相手が、
自分自身の目の前に必ず現れるようです。
それは、自分自身にとって苦しい!と感じる出来事であったり、
そこに現れた人は、自分自身にとって闇の存在である!
としか感じる事が出来ない存在が現れる筈です。
人は往々にして、
そんな出来事やそんな相手から逃げてしまったり、
逆に、そんな出来事に足掻いてしまったり、
そんな相手と戦ったり(関与)してしまいます。
そして、そうする事により、
自分自身をさらに苦しみの中に、闇の中に埋没させてしまうようです。
私達はこの選択こそが、
これまでの世界の常識であり、当然の事として理解してきました。
しかし、それはもう過去の古い選択肢の一つであり、
私達は決してその選択をする必要がないところまで来ているようです。
そうした出来事やそんな存在に出会った時、
私達には、”それが、自分自身の内に気づき、
そんな自分自身を受け入れるチャンスである!”
としての解釈と、
それによる具体的な行動を選択する事も出来るようです。
その具体的な行動とは、
まさに『自分自身の内を見つめる事』です。
自分自身に起こった出来事に対して、
自分自身の何がその出来事を引き寄せたのかに触れることなく、
ただその出来事を悪いものと解釈し、
その場しのぎにしか過ぎない外の出来事を変えようとはせず、
(足掻かず)
自分自身の前に現れた存在と闘う(関与する)のでもなく、
(危ない相手なら、無視してとっとと逃げるのみ・・・逃げるが勝ち)
さりとて、そうした存在を一方的に悪いものとして判断し、
自分自身がそうした存在を引き寄せた自分自身の内にある要因に気づく事なく、
自分自身の意識を起こっている出来事やその時の相手にばかり囚われないで、
自分自身の内に意識を向け、
そうした出来事や存在を引き寄せた自分自身の内にある想いに気づき受け入れる事を、
今の私達は選択する事が出来るレベルにまで至っているようです。
全ての自分自身に起こる出来事や自分自身の側にいる全ての人が皆、
自分自身が自分自身の内なる世界で作り上げているものであり、
自分自身が引き寄せているもののようです。
そしてそれを、
『自分自身をより進化させ、自分自身をより幸せに導く、
自分自身(自分自身の内に存在する神)からのプレゼント』
にする事も、
逆に、その経験を、
『自分自身に必要のない想いをつけてしまい、
自分自身をさらに苦しめてしまう闇からの誘惑』
にしてしまう事も、
そのどちらを可能にするか?の資格と選択権利が、
全ての人に備わっているようです。
∞ ∞ ∞
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
これは、あくまで私がこれまで生きてきた中で感じる事です。
そして、最も感じる事は、
『答えは、人それぞれの経験の中で感じる事の中に隠れている』
という事です。
行き先は同じでも、人それぞれの道があり、たくさんの道がある!と思います。
ですから、
この内容も含め、多くの外からのメッセージはあくまで参考にする姿勢で、
自分の経験において感じた事を大切にしていただける事を切に願います。
by
ノンタン♂